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今更ながら自分と同じ年のもの、それより前のもの、古いものに惹かれる時期っていうのが自分の中である。

自分と同じ年に生まれた服、曲、本、それらすべてが知らないはずなのに歳が近いというだけで変に親近感が湧いてしまう。そしてなぜかその物たちを想い涙することもある。そんな自分をバカバカしいと思うのだけれど、そんな自分が好きでもある。

 

私は自分のために何かをしたり、努力したり尽くしたりすることがとても苦手だ。良い言い方をしてるけど、悪く言えば努力が嫌いな怠け者だ。自分のため何かをしたといえば高校受験と大学受験くらいで。それ以外はある程度の範囲を超えないくらいで怠ける努力をしてきた。

それでも誰かのためとなると自分の時間を犠牲にしてまでも尽くすことが可能になる。私は自分のために生きることはできなくても、誰かのために生きることができる。でもそれは誰でも一緒なのだと思う。それでも私は親が悲しむ顔を見たくないから、とか、もしこの先好きになる人が現れて、その人を悲しませたくないとか、変な理由があるから死ねないし、生きている。自分のためだけではなく、他人を想い常に生きている。じゃなければ別に惜しい命だとも思わない。

 

だから常に、私は周りに感謝することを忘れない。私と1秒でもかかわってくれた人たちのことを常に意識して「ありがとうございます」というようにしている。コンビニでレジをしてくれたお兄さん、おじさん、おばさん、逆にアルバイトでレジをする際においしかったですと言ってくれるお客さんたち、友達でも親友でも家族でもない、そんな人たちがいるおかげで、私は優しい気持ちになれる。優しい気持ちのまま眠りにつくことができる。1日が終わりまた1日が始まる。その繰り返し。

 

つまり何が言いたいのかというと、お酒を飲みすぎると目がさえすぎて眠れなくなるということ。